施術側も癒されていく“アロマとメンタルの相互作用”を、多くの方へ伝えていきたい【山田典子さん・後編】

もみほぐし店のスタッフは、みな身体がゴリゴリに凝っていて体を壊しながら仕事をしていました。でもアロマは自分も香りを嗅ぎ、吸収できるので私自身がリラックスして仕事ができます。何よりアロマが勝手に体の緊張を緩めてくれるので、強い力が要らなくなるので、仕事の後の疲れ方が全く違います。

また私も遺伝的にネガティブ思考が少しあったんです。20代に燃え尽きで倒れて、その後表面的には回復したのですが、心がグラグラしながらも騙し騙し生きて来た感がありました。こういうのって自分にしかわからない感覚ですよね…。
でもアロマを使いだしてから、自分の心がズシッっと座る感じがしました。以前だったら自分を責めてたようなことが、色々あっても影響されないというか、心のベースがドッシリした感覚です。周りからも「なんか雰囲気変わったね」と言われることもありました。

でも自分にたくさんのアロマを使っていた訳ではないんです。やけどにはラベンダー、目の疲れにフランキンセンスを使う程度で、自分にはそれほど使っていないんです。思うにレインドロップを毎週何人もしていたので、施術をしながら自分も癒され調整されていたんだと思います。

ヤングリヴィングのオイルを使ったサロン経営者の方のブログに、共感できるものがありました。自分の生い立ちや辛い記憶をあえて思い出し、考え方を変えていくという治療として「認知療法」というものがあります。でも嫌な記憶を受け止めることはものすごい苦痛が伴うんですね。それがアロマを使いだすと、苦痛なしに勝手に癒えて行くのを感じたそうです。
私自身も体験しましたが、アロマによって脳を刺激して、感情を整理し、心のベースが安定する作用はすごいと実感しましたね。

アロマがどのように人体に作用するのか、メカニズムや理論をしっかり学んだことで、確信を持ってアドバイスできるようになりました。
でもお客様は信頼してくださった分、さらに突っ込んで質問されるんです。
それをJACAに質問するとすぐに根拠から解説してくださり、自分の知識も倍々に増えていくので、知識を増やし続けていくことができます。

JACAは資格を取って終わりではなくて、卒業後のサポート体制が本当にしっかりしています。先生たちのプロ意識が凄いので、定例会でも最新の英語の論文から、様々な症状・生活習慣・栄養など多岐に渡るテーマを扱ってくださるので、最新の情報を学び続けることができます。

また健康を根本から維持するためには、➀脳に刺激・②栄養・③運動、この３つのサポートしないとなと思ってたら、最近JACAがそれを打ち出してくれました！「分子栄養学」に基づいたサプリや、希望者には毎週の運動指導も始まったので、健康のトータルサポートができるようになりました。

私自身トレーナー（講師）の資格を取りましたが、JACAのこうしたバックアップなくしてはできなかったと思います。

コロナの緊急事態宣言中の給付金制度を活用してトレーナー養成講座を受講しました。１クラスのトレーナーを終えて感じたことは、現代は不調を抱えている人があまりにも多いので、不調に寄り添ってアドバイスできるセラピストがもっと増えたらいいなという想いが強まりました。
このストレス社会の中で、病院にずっと通っていても思ったように症状が改善しない方がたくさんいる中で、メディカルアロマは心身に負担を掛けずに浄化しながら作用します。時には劇的にその力を発揮して、クライアントさんの笑顔が戻るお手伝いができる経験をたくさんしてきました。

家族の一人でもこの知識を知って家庭に取り入れると本当に幸せなことだと思います。ストレス発散にどこかに出てけなくても、お風呂に入れたり塗布・噴霧するだけで日々リラックスして、心身のバランスを保てるので、日々の生活に彩を添えてくれます。メンタル面では特に、脳に流れている「ネガティブニューロン」を「ポジティブ」にパンとシフトしてくれるのがアロマなので、本当の意味で生活が豊かになるのを実感しています。

母ががんになり痛感したことは、病気をするとすごくお金がかかるので、同じお金を使うなら予防に使ってケアしてほしいということ。病気になる前に小さな積み重ねで予防していくことができるからです。

私も今回トレーナーとして教えながら、生徒のみなさんがセラピストになってアロマの素晴らしさを伝えていって、本当にアロマを必要としている人たちに届くならどんなに素晴らしいだろう！という想いが強まりました。
これからもアロマを必要としているすべての人へ届くよう活動していきたいと思っています。